臨床病理検討会。

まいどー。前回のエントリで書いた『社会運動の病理』ってヤツについて、好例とも言うべき症例が観測されたのでお知らせいたしますー。

■そのいち:中二病は国民病と断ずる症例
最初の症例は、前回に引き続き革非同ブログ「東京都の会場貸出し禁止を断固として批判する」のコメント欄です。以下、引用。

北風南風 『結局オタクと呼ばれる分野が広く知られるようになって今まで知られていなかったところを見られて一般的に見て危険に見えたのと近頃のオタク達のマナーの悪さが相乗効果で行政から目をつけられただけじゃねーの少しは自重しろって言われてるんじゃね』

Nd 『参加者のモラルが低下して、近隣に迷惑を掛けているという事実はひっくり返しようがないし、自粛しないのなら禁止すんぞって言われても仕方が無いよね。オタクだろうがなんだろうが、迷惑かけちゃいけません――が、日本の常識。』

MarkWater 『じゃあ、その危険とは何か?迷惑とは何か?について国会で徹底議論されたか?と。
それを行政(オカミ)に任せてしまうのは、この国の民主主義と国民の幼さを露呈しているわけだ。
先生に言われたから悪いことだ、ではいつまでたっても中学生。だから中二病は国民病なのだ。』

MarkWaterの名前を久しぶりに見たなぁ・・・アキバコンサバがどうの、と団結を呼びかけたはずのオタク層を内心で見下していた発言をしてJSFさんにツッコミ入れられて以来、3ヶ月くらい表で発言してこなかった彼ですが、相変わらずカッ飛ばしてます。
コミケの一件で(表面上は)大人しくせざるを得ないsyuu-chanとパルチノフ、説明責任を果たさないままコミュを閉鎖して事態の風化を待つしか選択肢の無い八木書記長や元・デモ実行委員会メンバーから、いち早くケツまくって逃げ出したヒトだけあって回復も早いご様子。参加者のマナーやモラルの低下が問題の大きな要因である事は棚上げして、民主主義だ国民だと斜め上な持論を展開しちゃうあたりは『社会運動の病理』を体現していると言えるでしょう。

それともアレかしら。悪いのは国や社会、と云う事にしなきゃ息もできないくらい心細いのかな。いずれにせよ、わずかな文章量でこれだけ高濃度の痛さを分泌できる精神構造は、さすがです。


■そのに:陰謀論固執する症例
次の症例はmixiコミュ「アキハバラ解放デモの次へと…」のトピ「こどものじかん」より。
閉鎖されたデモコミュに参加していた人のうち、まともに相手すると頭痛がしてくる人物が大集合してしまったコミュです。ここに集まった方々は、基本的に自分の思い込みを補強したり、賛同する意見しか耳に入らないと云う点で『社会運動の病理』に見られる原理主義的な病状を呈しています。

また、陰謀論を主張する人に多い傾向として「その根拠を第三者にも検証可能な状態で提示せよ」と云う、ごく当たり前の反応に対して「俺がそう思ったから、それが真実のトゥルース!」てな感じにソースを出せない/出さないコトが多々あります。上記コミュの管理人・人類皆兄弟さんも、その傾向がバッチリありまして・・・大変興味深い症例です。

あと、コミケの一件で古鳥羽さんの書いた勘違いエントリを頭から信じてしまい、それを指摘されても頑なに持論を曲げなかったためハシゴを外された挙句に屋上からダイブしてしまったartaneさん。なんかエラく憔悴して世捨て人になると宣言されましたが、先日めでたく退院復帰されたようです。はてなブログではなく、スラッシュドットの日記になりますが・・・ええと、まだ治ってないみたいです・・・


以上、2つの症例をご紹介いたしました。
現在までのところ、治療法が確立されていないため活発な討論を期待したいと思います。対症療法の「その都度、はっきりと理解させる」方法は有効ではありますが、時間の経過と共に再発して難病になる傾向があるようなので・・・BJとかKあたりの名医、または秩父山とか岸和田あたりのマッドな方面にお任せすべきでしょうか?