お粗末('A`)

まいどー。例の「紙の爆弾」ですが、コチラにて本文の内容が上がってますよ。読みたいけど近所に売ってないって方にオススメ。

で、さっそく通読したんですが・・・スゲーしょっぱい。記事の冒頭で

私は「一人一派」の賛同人として、主催した若者たちを応援し、見守ってきた・・・と言いたいのですが、前号に掲載されたような、ネット上でのバッシング(いわゆる「炎上」を)嫌忌し、反対派ブログはおろか、mixiのログも見ない状態が続いていました。

――と言ってるだけに、これまで公開されてきた情報(ソースあり)を把握せず、自分の思い込みだけで「とにかく擁護しなければ!」ってな具合に突っ走ってしまったんでしょーね。その結果が大ボケな人違いをやらかしたり、コミケ初日に発生した事件を3日目と誤認して可哀相なArtaneさんの病気を悪化させたり、イヌマシさんやカノセさんが燃えたり、雨後の筍のように沸いた“魔王討伐隊(勇者の装備:ひのきのぼう)”が全滅した原因のひとつになっていた、と。

ううむ。古鳥羽さんの意気は買うが、結果が何一つ伴っていなくて泣ける。それにしても気の毒と云うか、認識が甘いと云うか・・・デモ実行委員会(デモそのものではないコトに注意)を擁護したいヒトたちは、なぜか“反対派”や“批判派”と云う実在しない派閥を必死に存在していると信じているご様子。
そんなモンないのにね。

ウソつけオマエ批判派だろ! と言いたい方もいると思うんスけど、もし派閥があるとしたら誰が『リーダー』なの? と伺ってみたいですw 以前にも僕やドズルさんを「JSFの手下」と評したヒトがいましたが、JSFさんに限らず誰かの下についた記憶はないっス。ヤシ教徒にもなってないんだぜ!?(笑) 不肖・やまざき、模型を愛するブロガーであるだけで、それ以上でも以下でもありません。どうしても派閥が存在していると信じたい方は、恐れ入りますが派閥メンバーのリストから「やまざき('A`)」の名は除外しておいてくださいねw

さて。本文の方に、ざっくりとツッコミ入れて参りましょうか。

■不穏当な出来事だが「テロ」なのか?
コミケの歴史を見渡すと、トラブルは珍しいことではない。
コミケ準備会は、仲の悪い大手サークル同士が隣り合わないように工夫しているとか、それでもトラブルが何件かあったと言われている。
「こんなことをテロといわれてもねぇ・・・」
と、ある女性コミケ参加者はいう。
私個人の特定を恐れて今まで触れなかったのだが、8月19日のコミケ(三日目)ではデモ反対派がソニー製のICレコーダーを持って、アキバデモ主催のブースを訪れ、押し問答を行っている。迷惑行為ではあるが、これも「テロ」なのだろうか。主催者側の少年が相手を無断で撮影しようとしたことはコミケガイドラインに反する。私だって写真は怖い。しかし、それでもコミケ準備会から見れば、当事者間の解決を促す性質のものだった。

「ひみつ結社コミュ」の発言ログを読んでも“珍しいことではない”と言えるのだろうか。つーか、“珍しいことではない”から、何だと言うのだろう? “ある女性コミケ参加者”なんて実在するかどうかも怪しい人物が語った『こんなこと』と云う無責任な発言を引き合いに出してくる必然性もないっスね。コミケに行った事のない人間の視点ですが、お祭りの場で無粋なマネして楽しいのかなーと思うです。
ついでに、コミケ会場での一件が「テロ」と呼べるかどうかに関しては『テロの準備行為』と云えるだろうが『テロである』と云うのはキビシイかも。事前に情報がリークされて未遂に終わったから、なんだけどね。あまり使いたい言葉じゃないけど、実際に発生した出来事を、当事者じゃないヤツが不細工な言葉で矮小化するのは人間としてどーかと思いますよ

古鳥羽さん、あなたは進壱さんに対しても同じコトを言えますか? もし自分が同じ状況に立たされ、顔写真を撮られた上に現住所まで割られてしまうとしても同じことが言えるんでしょーかね。

そして、『コミケ準備会から見れば、当事者間の解決を促す性質のものだった』と云うのも正確ではありません。syuu-chanとパルチノフは準備会の方に1時間余りガッツリと怒られてますよ(笑) 警察沙汰にならなかったのは、当事者である進壱さんの厚意によるものです。その際に「この件に関しては、お互いに言及しない」と云う約束をしたから今の均衡が(かろうじて)保たれているんスよ。
ぶっちゃけ約束があったこともナイショだったけど、イヌマシさんがバラしちゃったんだよね・・・ ホント、擁護したいヒトって余計な事しかしねぇのな('A`)
ちなみに8月19日、コミケ後の飲み会で安酒飲んでショボくれてたデモ実行委員会のメンバーが、誰なのか&何を言っていたのかも把握しておりますw また、22日の公式発表が出た経緯についても、大よその情報は掴んでおりますよー。ウェッヘッヘ。

■「ネットイナゴだから」という答えに唖然
 さて、八月二十日、ある反対派ブロガーが、アキバデモ賛同人である私に「週刊オブイェクトが報じたコミケテロについてコメントを」「デモ運営側はよくやってくれたか?」などといったアンケートを送ってきた。
私は「そのブログの信頼性には疑問がある」等と答えたが、ついでに彼にデモを非難する理由等について尋ねてみた。すると、彼はアッケラカンと「大義名分:ありません。メリット:個人的な好奇心を満たせる。ネットイナゴの極悪版、と云うところです。」と答えてきたのだ。
 私は開いた口がふさがらなかった。ただ好奇心を満たすためだけだというのである。
「友人が面白半分にテロリストということにされてしまっている」と感じた私は、すっかり冷静さを失い、その際に冒頭に書いた間違いを犯してしまう。そのため、他の批判者への取材は難航するのだった。

オレオレwww 好奇心で動いただけって理由をお気に召して頂けたようで光栄ですw でも、賛同人/団体アンケートの文面には「テロ」と云う言葉を使った覚えはありませんよー。実際の文面に含まれていないコトを書かないで欲しいもんですね。印象操作ってヤツですかー? コチラを確認してくださいね★

あと・・・その、なんだ。大ボケかましたのを僕のせいにしないでください><

■「炎上」で剥き出しになった不安と敵意
(中略)
主催者側のMixiの公開コミュニティーで、批判者を排除するなどの行為があり、「言論弾圧」との謗りを受けることになってしまったのは事実。「炎上」への対応方針をめぐる対立から、コミケの前に古澤氏が脱退しているが、彼が独断で批判側との接触を持ったことも原因だと言われている。
革命的非モテ同盟」を率いる彼と同人誌を書いているimmash氏は、回答の中で「人格的に問題を抱えている人間が多かった」と指摘した。すでに敵意と不信が主催者内部を蝕んでいたことが伺える。「非モテとはもう関係ないから」と、Syuu-chan氏はコミケで呟いていた。
革非同」の古澤氏が抜けたことで、主催者側には「革オタ同」と「革萌同」が残った。彼らと有志によるデモ記念同人誌では、一部の反対派ブロガーたちが「デモを潰したいキチガイ」として紹介されている。デモの支持者たちが望んでいたのはこのような本ではなかったはずだ。
 敵意をあおり立てた責任は私にもある。八月二十二日、「コミケテロ」の騒ぎの中、主催者側は「解散宣言」を行った。私に何ができたかはわからないが、慙愧に堪えない。

んー。内ゲバの経緯も把握してないご様子。つーか、自分が「コミケテロ」騒ぎに燃料投下したの忘れてませんか? 古鳥羽さんはスゲー事したんですよ。慙愧に堪えないとか言う前に自重しろwwww どんだけ自分に甘いんスかwwwwwwww

■アキバデモは「オタク叩き」を加速させたか?
「余計にオタクが叩かれるから反対」という意見も見られた。しかし、アキバデモを引き合いに出して「オタク叩き」を行ったマスコミは皆無。
私は以前から「オタク叩き」を非難する活動を行ってきたが、残念ながら大手マスコミからの自省を引き出すには至っていない。デモのような実行動が必要なのだ。
 デモ反対派に「オタク叩き」をどう思うのか尋ねると、「一人一人が隣人関係を保てばマスコミに何を言われても大丈夫」という旨の答えが見られた。しかしアキバデモがそれを否定しただろうか?
オタク文化」における「表現の自由」を不当に規制しようとしているのは一人一人の隣人ではなく、マスコミや公権力である。
隣人に好感を持たれたところで、社会に訴えなければ解決できない。政治活動自体に反対するオタクに欠けているのはこの視点である。
 例えそれが「嫁こいデモ」のようなパレードであれ、参加者が思い思いの意見を主張して騒ぐ形のデモであれ、社会に訴えかける意義はある。
論座』の十月号で内田樹は「愛国心のあり方についての論考」の表題で次のように述べた。
『純粋な愛国心の源泉が自己愛である以上は、それに由来して統治できる数には限界がある。
現代民主社会に生きる事は、オルテガの言葉にある『敵と共に生き、反対者とともに統治する』という不愉快さに耐える事なのだ」
 オタクとは突き詰めれば「一人一派」である。と同時に「オタク」としか形容できないメンタリティで「繋がっている」という二面性を持った集団である。
オタク同士は常に近親憎悪と仲間意識とを行き来し、さらに、ネットでは個人のエゴが実空間よりも強く出る傾向がある。
ゆえにこそ、アキバデモについてのネット上での批判はヒステリックなものになり、批判への応答もまたそうなってしまい、内紛にまで繋がってしまったのではないか?
 事件を「テロ」と呼ぶならば、不毛な喧噪を焚きつけた一人一人が「テロリスト」だ。「『オタクと政治』という文脈が、この失敗によりたたれるようなことがないことを切に願います」
 immash氏はこう述べた。それでも私は、五百余名を連帯させたアキバデモは成功だったと思う。
 アキバデモで友達を増やした方々に呼びかけます。仲間と共有している不満を社会にアピールするために、まず、違いに拘らずに、仲間を大事にして下さい。
そして、「おまえが言うな」と仰る方々、どうかこの誌面への投稿をお願いします。

とりあえず、 「一人一人が隣人関係を保てばマスコミに何を言われても大丈夫」ってのは僕の書いたヤツかな? 正確な文面はコチラですが、再掲。


■また、あなたご自身は、私が取り上げている様な「おたくバッシング」や「偏向報道」の問題について、どうお考えでしょうか?
「おたくバッシング」について:
(中略)
頭から拒絶せずに相手の話をよく聞いて、真意をよく考えて、納得できるところは嫌がらずに受け入れると云う、ごく普通の対話をするよう心がければ「おたくバッシング」は減少すると思います。

オタクとして楽しみながらも頑張って蓄積した知識や技術を、非オタクの人たちへ“さりげなく、かつスマートに”見せ付ければ【キモい】と云う評価から【ちょっとスゴい】に変えられるはず。もっとも、これは僕が模型オタクだからなのかも知れませんけどね。

【余談】
(中略)
「個人のオタク」が『周囲』と良好な関係を築くよう、相手の話をよく聞いて、真意をよく考えて、納得できるところは嫌がらずに受け入れると云う、ごく普通の対話をするよう心がければ「偏向報道」による害は及びません。社会や報道を非難するのが間違っているとは言いませんが、オタク自身からも直すべき所は直して歩み寄ることも必要かと。

なんか古鳥羽さんは、どーしても社会/政治運動にしたいんですね。アキバデモに僕の考え方を否定されたワケではありませんが、肯定されたワケでもないんスけど(笑) ――と云う冗談は置いといて。オタクが「一人一派」だと思ってるのに大同団結して何かを解放させちゃおうなんてコトが可能だなんて白昼夢に浸れてしまうとは、ステキな思考回路をお持ちのようです。

んで、『オタクとしか形容できないメンタリティ』って何だろう? そして、古鳥羽さんが『ヒステリック』と感じたデモ批判って、誰のどの発言を指しているんだろう? 今回の記事って、状況を正確に把握する努力を怠ったまま、彼が「こうであるハズだ」と云う願望だけで書き殴った、事実とはほど遠い“歪んだ何か”っスね。

そもそも、なぜここまで大炎上したのかってトコに一切言及していない。『事件を「テロ」と呼ぶならば、不毛な喧噪を焚きつけた一人一人が「テロリスト」だ』なんて相対化して、キミもボクも悪かったんだから、ね? みたいなトコに落としたいんでしょうが・・・そんな話にゃならねぇっスよ。デモ実行委員会が最初からきちんと対話する姿勢を貫いていれば、何も問題はなかったんですから。

アキハバラ解放デモ』の専門ブログであるボンクラ日記が、どうして作られたかっつーとデモ実行委員会が対話に応じようとしなかったから。MarkWaterによるコミュの強制退会を経て、イラっと来た一人のボンクラに妖精さんが「コミュがダメならブログを立てればいいじゃない(マリー」と囁きかけたのがキッカケです。

・・・いつのまにか、デモ記念同人誌に「デモを潰したいキチガイ」の筆頭として紹介されてましたけどw

でもね、たぶん僕がやらなくても誰かが似たようなコトしたと思うっスよ。でなきゃ、北海道の片田舎に住んでて秋葉原に縁がないどころか、同人活動もしてないよーなヤツが実行委員会メンバー、特にsyuu-chanとお友達な古鳥羽さんより多くの情報を把握できるハズないもん。ツテもコネもないのに、多くの情報に触れる事が出来た理由は「デモ実行委員会の対応姿勢」を是としなかった人が、いっぱいいたからっス。そして情報提供者の方以上に、コメント欄で多くの方々に助言や示唆を与えてもらったのが大きいです。荒らしや自称・事情通も来なかったしw

しかしまー・・・500名からの人間をペテンにかけた事を“成功”と明言する古鳥羽さんは、デモの味を覚えたってコトなんスかねぇ? こんな調子だと、年単位で後のコトになるかもしれませんが、実行委員会に近い位置にいる人物がこんな認識でいるってコトは・・・彼らは“また”やりたくなるのでしょう。オタクを僭称する不気味な存在として。

あ。誤解の無いよう明言しておきますね。
デモと云う政治手段は否定しません。言論の自由表現の自由を規制する気もありません。しかし、オタクを騙り、自分の欲求を満足させる道具としてデモを行った『アキハバラ解放デモ実行委員会』メンバーを肯定することは絶対にありません。

【コミュ閉鎖まで:あと3日】