翌日のオレ。(アキバ彷徨編)

まいどー。虚弱なモンで先週末の疲労が今日になるまで抜けなかったボンクラでございます。今回のエントリは・・・ええと、実はですね、27日のデモ後に穂積さんと話した際にお願いした「理念」ってのをしっかりと語ったエントリかコンテンツが公開されてから、インタビューした内容を書こうかと思ってたんスよ。
本人も納得してくれたようだったんで、数日中には・・・なんて期待してたんですが・・・デモ後に公開された4つのエントリ。どう見ても関係ありません本当にありがとうございました。

これはアレか。またもや肩透かしっつーか空振りかオレ。いやまて、せめて一週間は待とうじゃないか。そう、インタビューについて書かなくても、ボンクラ視点の秋葉原とデモの様子を書いてお茶を濁そう当日を知らない方々へご報告しようじゃないか。

そんなワケで。今回のエントリは、題して「アキバとオレ」でございます。

ホテルを出て、またもや道に迷いって目指す新宿駅東口・・・ではなく南東口についたオレは早くもタラタラと流れる汗を拭いつつ駅員さんに秋葉原行きの路線を尋ね、総武線と云う電車に乗りました。揺られる事20分あまりで秋葉原へ。まだ10時前だったので駅構内のコインロッカーにカバンを預け、身軽になって足取りも軽くUDXビルの脇にあるマクドナルドにて朝食を・・・食う元気が無かったのでウーロン茶だけ頼んで喫煙席へ。
そこから眺めた景色には、UDXビルの歩道橋(?)にズラリと並ぶ人の列! 何かイベントでもあるのだろうか? 黙って立っているだけでも体力を消耗しそうな暑さの中、あたかも修行僧のような人々は各々携帯ゲーム機や電話に目を落としておりました。元来、人ごみも行列も苦手なボンクラは「みんなスゴいなぁ」と云う幼稚園児級の印象だけを抱いて中央通りの散策へ。

中央通りを北上し、賑やかなゲーム屋さんやアニメグッズ屋さんを横目に見ながら探すのは・・・模型屋でございます。売れセンのグッズやゲームは札幌でも買える。だが、模型の店頭在庫はその場所でないと買えないのだッ! 模型との出会いは一期一会でございます。(`・ω・´) 特に海外のメーカーは買い逃すと、次のチャンスまで年単位の時間がかかる事も珍しくないのです。いま探さずに、いつ探すんだッ! 前回のデモでは、ここが『世界の趣都』だと言っていたッ! 模型がオタクの一部に含まれるなら・・・きっと・・・!

結果:ガンダムと美少女フィギャーばっかり(ノ∀`)

客層のニーズがそうなのか、単純に売場面積の問題なのか、オレの愛する飛行機さんたちは訪れた模型屋の中ではラオックスと云うビルの中でしかマトモに選べませんでした。残念。でもリトルグレイ人形つきUFOのキットを出したオチャメなアメリカのメーカー・Testors社の1/48GeeBeeレーサーがあったので即買い。ポーランドのA-Model社の1/72GeeBeeで酷い目に遭い、さらにWilliams Brothers社1/32では現在に至るも完成していないのに・・・また買うのかオレは。どんだけGeeBee好きなんだ。 いや、でも本当に大好きな憧れの対象なら・・・何度でも・・・そうだよ、それが好きってモンじゃあないか・・・

帰りの飛行機で「飛行機に乗りながら飛行機の模型(のパーツ)を眺めるのもオツなものだ」などとニマニマしていたと云う事実を付け加えて、模型の話は終わりにしましょう。キリがない。

さて、模型狩りに満足したオレは中央通りから西に入った通りを散策してみました。
そこは小さなお店がズラリと軒を連ね、田舎モノにとっては神社のお祭りのようでした。PCのパーツ屋あり、得体の知れないDVD屋あり、中古カメラや腕時計を扱う露店あり、軽食屋あり・・・これは1軒ずつ回ったら1日潰せてしまうほど楽しげなお店がありました。個人的には中央通りよりも、こっちの方がいいなぁなんて思ったです。汗拭き用のタオルを探してフラリと立ち寄ったお店で『今北産業』と書かれたタオルを買ってご満悦。『自宅警備保障』も捨て難かった。

そんで昼過ぎに友人と合流し、UDXビル2Fにあるステーキ屋で肉を食い、朝方の長蛇の列が「セキレイ」と云うアニメとリンクしたカレー屋の開店イベントだったコトを知って驚愕。そんなにカレー食いたかったのか!? それとも、でかいオパイした女の子の等身大POPが目当てだったのか!? はたまたミニスカートの巫女(?)のコスプレしたネェちゃんが見たかったのか!? なんにしても、大変な忍耐力と体力を使っただろうなぁ。どこに向かうものかは別として、オレにそこまで熱くなれるモノは・・・あっただろうか。ある意味、羨ましい気持ちになったです。

また、一人で路地をテレテレと歩いてたら知らないうちに中央通りに出てしまい、工事中の囲いがある交差点に無差別殺傷事件の被害者の方へ手向けられた花束や飲み物が置かれた台がありました。ここで痛ましい事件が起こってしまったのかと思うと、テレビで見た様子を思い出して「オレにとっては旅先だけど、ここで働いてる人や住んでいる人にとって、あの事件はどう映るんだろうか」と考えさせられてしまいました。せめて、とボトル入りの水を買って供えましたが・・・なんとも切ない気持ちになったです。
それから数時間後、デモの一行が同じ場所で信号待ちの間ずっと喚き続けているのを見て『愛・おぼえていますか』のテーマに眩暈を覚えたですよ。忘れてんのはオマエらじゃねーか、と。

――てなトコで、続きはまた明日にでも。